
本記事をお読みいただきありがとうございます。けいです。
今回はメーカー紹介ということで、私が販売パートナーを行っているSTRENGTH ASIAが取り扱っているAmerican Barbellについて紹介いたします。
まず販売パートナーとは何ぞや。と思われてる方も多いでしょうが、簡単に言うと業務委託の営業マンです。STRENGTH ASIAの社員さんの代わりに商品説明や図面などの相談を承っております。販売パートナー制度そのものについては以下の公式サイトにも載ってるので、ご興味ある方はそちらをご覧ください。

すみません前置きが長くなりました。メーカー紹介に移ります。
経歴

American Barbellはラスベガスに本社を置く、40年以上の歴史があるフリーウェイトの老舗メーカーで、今まで20万本を超えるバーベルを作成しています。
ハードクロムのバーベル、ウレタン製のバンパープレート、ステンレス製のバーベル、セラコート(セラミックのコーティング)のバーベルなど、幾つかの世界初となる製品の開発を行っています。
近年の米国では、防錆の効果が高いステンレス製やセラコート仕上げのバーベルの人気があり、その熱狂の裏にあるメーカーとして知られています。
主に大手メーカーのフリーウェイトのOEM生産を行ってきたキャリアがあり、現在もLife Fitness社のブランドであるHammer Strengthのバーベル、バンパープレート、ダンベル等の製作を行っています。
ウレタン製フリーウェイト

American Barbellの発明品で、私が素晴らしいと感じているものの一つにウレタン製のフリーウェイト製品があります。
ウレタンはラバーに代わる素材として、プレート、ダンベルなどに使用されています。
ラバーと比較して、ウレタンには2つのメリットがあります。
メリット① ━ 耐久性 ━
面での衝撃および鋭利なもので切りつけるようなダメージに対して、単純にウレタンはラバーより耐久性が優れています。
またラバーが持つ生分解性という性質がウレタンにはないため、経年による劣化が起きにくいです。
生分解性とは微生物によって分解される性質のことであり、簡単に説明するとラバーは土に埋めておくと自然に還るということです。当たり前ですが、ラバーは自然由来の物質になるため、微生物による分解を受けます。
メリット② ━ ビジュアル ━
ウレタンはラバーに比べて、より鮮やかに染色することが可能です。
ラバーは直接色を付けることができない為、色の付いた充填剤を混ぜること、あるいは塗料を表面に塗ることで発色する製品を作ります。
それに対し、ウレタンは直接材料を染色できるため、より鮮やかに思い描く色彩を出すことが可能なようです。
ちなみにデメリットは材料費が高価なことです。
Hammer Strengthと同水準の製品

Hammer Strengthの製品を作成していることについては先述しましたが、American Barbellでは同じ製造工程にて自社のフリーウェイトも作成しております。
そして同じ製造工程ではありますが、製品の金額は定価ベースで半額程度になります。
つまりAmerican Barbellでは、フィットネス業界最高クオリティのフリーウェイトをリーズナブルに購入することができるということです。
それがAmerican Barbellの強みの一つです。
Hammer Strengthと同規格商品には以下のようなものがあります。いずれもロゴだけ異なります。



バーベルの特徴

先述したフィットネス業界最高クオリティのフリーウェイトというワードに違和感を覚えられた方もいらっしゃるかと思います。
おそらく、その方は競技者の方ではないでしょうか?
パワーリフティングにおける最高のバーベルを作っているのはスウェーデンに本社を置くELEIKO、ウェイトリフティングの最高のバーベルであれば国内メーカーのUESAKAでしょうか?
競技用という視点であれば、American Barbellよりも良い製品を作成しているメーカーはいくつかあるかと思います。
では、American Barbellのアピールできるポイントは何なのでしょう?
一つは手触りに由来する使用感になります。
以下の画像はROUGE FITNESSのステンレスオハイオパワーバー(左)とAmerican Barbellのエリートパワーバー(右)のローレット(滑り止め)です。

エリートパワーバーの方がステンレスオハイオパワーバーに比べて、ローレットの凹凸が細かいのがわかるかと思います。
ローレットが小さく細かいことで、皮膚への負担が少なくなります。
それにも拘わらず、皮膚に対する十分な表面積がある為、滑りにくいという特性をもっており、万人にとって扱いやすいバーベルとなっています。
パワーリフティング用、ウェイトリフティング用、その中間に位置する多目的バーベルなど、いずれのラインナップにおいても、ローレットのきめ細かさという仕様については変わりありません。
その他、溶接を用いた製品機構や、エンドキャップのデザイン(バーベルの端のロゴが入った部品)なども私が好みとする、American Barbellの特徴です。
世界で一番大きいフィットネスメーカーであるLIFE FITNESS社の製品と同クオリティであるというブランド的な観点だけではなく、使用感の良さ、製品機構、デザインなどを併せて、私はAmerican Barbellのバーベルをフィットネス業界最高クオリティのフリーウェイトの一つであると考えております。
機材の生産体制

突然ですが、トレーニング機材の生産量1位の国はどこでしょう?
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答えは知りませんが、私は中国だと思っています。
それくらいトレーニング機材の市場は中国という国をなくしては成り立たないと私は思っています。
例えば、ラバープレート、スチールプレート、ダンベルなどのフリーウェイトは大手であっても、中国の工場が作成しています。(もし自国の自社工場でフリーウェイトを全て作成しているメーカーがあれば教えてください。ちなみにELEIKO、UESAKAは自国自社の生産のようです)
American Barbellも例外ではなく、オリンピックバーベルを除く商品のほとんどは中国製です。
ただし多くのトレーニング機材メーカーと違うところは、American Barbellは中国に自社の生産工場を持っているということです。
一般的には製造コストを抑えるために、自社ではない中国メーカーに製造を委託する場合が多いようです。
American Barbellが中国に生産工場を持っていることの利点が、輸送コストを抑えることができるという点です。
輸送コストは製品金額に大きく影響を与える為、直接、中国から商品が日本に入ってくる事は大きなメリットになります。
例えば製品金額の多くを輸送費が占めるパワーラックなどは、輸送コストを抑えたことにより、日本でもアメリカとほとんど変わらない金額で販売することが可能となっています。

大手のトレーニングメーカーに肩を並べるフリーウェイトのクオリティがありながら、製品価格を抑えることができるのは、こういった生産体制によるところもあります。
後書き
本記事をお読みいただきありがとうございました。
本当は私の所有している商品の個人的なレビュー、世界的な評価なども記事に記載しようかと思ったのですが、あまりに記事が長くなりすぎてしまうため、別記事にて紹介させていただきます。(未定)
次の記事でまたお会いしましょう。
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